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      社団法人田川青年会議所 2012年度理事長所信


               『使命感』


    〜何事にも使命感を持ち自ら行動する、全ては自分から〜


 


   第50代理事長

    村上 忠輔


 2011年3月11日発災した東日本大震災の地震津波被害により、多くの尊い命が奪われ、東日本地域で直接的な被害に遭われた方は大多数に上りました。さらに、福島原子力発電所事故による放射能汚染は様々な被害をもたらし、大震災での直接的、間接的な被害は世界中に大打撃を与え、国難ともいうべき未曾有の大災害となりました。


 2011年を振り返ると1月に宮崎県新燃岳の噴火、3月は東日本大震災による地震津波被害、9月には2つの台風12号15号による豪雨被害と、平穏に暮らす国民を突如襲った大規模自然災害。人間の弱さと自然の猛威を思い知らされた出来事が多く発生した年でした。犠牲になられた方へご冥福を申し上げ、心より哀悼の意を表します。また、被災された全ての方にお見舞い申し上げます。


 


創立から続いていく歴史に感謝


 1962年原油輸入自由化を契機に「エネルギー革命」が起き、主要エネルギーは「石炭」から「石油」へと変わっていき、産炭地として繁栄していた田川は、石炭の需要減と共に活気を失っていった。田川地域全体が希望を失いかけた同年9月22日、ここ田川の地において、33名の篤き志を持った青年たちが集い、地域社会の発展と民主主義社会の達成を使命として、JC運動の灯がともされました。ともされた灯は絶えることなく燃え続け、本年で創立50年を迎えます。改めて創立を決意したチャーターメンバーの先輩方に心からの敬意を表します。そして、青年としての英知と勇気と情熱を持って、創立以来地域の先頭に立ち、JC運動の灯を絶やすことなく活動してこられた、先輩諸兄に心から感謝申し上げます。


 


JCと事業


 2010年度より一貫して唱えてきた「LOMの結束」をより強いものとし、創立50周年の記念事業開催に向け、2010年度から周年準備という色合いを濃くして活動して参りました。周年準備も順調に進んでいたところで、2011年3月11日に東日本大震災が発災しました。その影響を受け、LOM内に東日本大震災復興支援対策本部を立ち上げ、3月11日以降予定していた前期事業をいったん保留して、各種支援活動を行ったことと、日本中に漂う自粛ムードの影響もあり、2011年度は年間事業計画どおりに事業を開催することができませんでした。改めて、事業を行うことの大切さを痛感させられました。また、「決断する」ことの大切さも経験することができました。本年度は創立50周年という節目の年であり、我々にとって大切な一年となります。この一年を最高の形で送られるようにするべく、メンバー全員で全てのことに一致協力し取り組むことが重要であると考えます。


 


平成大不況と失われた20年


 しかしながら、そのように事業を行っていこうとするにあたっても、世界的な不景気と「失われた20年」といわれる平成大不況の影響で、経済状況は非常に悪くなっております。我々が住み暮らす郷土田川においても例外ではなく、メンバーからも「JC運動など行う余裕はない」などという声も聞くことがあり、非常に心苦しく思うことがあります。確かにJC運動をやる上では金銭的、時間的負担は常についてきます。しかし、その負担を負担と思わず、自分への修練と思い仕事とJCを両立させてこそ、自己の成長があるものだと私は考えております。JC運動を行うために、日頃行っている仕事に、ちょっと無理をして時間を作ることや、新たなチャレンジができるような体制を作ることなど、仕事プラスアルファのことをやる事こそが、自己成長へと繫がるものと私は確信しております。


 


必要とされる団体へ


 そのように自分の負担を強いながら運動を行う団体であるからこそ、地域にとって本当に必要とされる団体にならなければなりません。創立50周年を迎える本年、今までの経験をフルに活かし全メンバーにとって、刺激的で印象的な一年にすることが今後の、田川JCの歴史を継承していく上では非常に大切なことであります。事業を開催する際には、手法にばかりとらわれず「明るい豊かな社会の実現」という大きな目的達成のためには、どのような事業を開催するべきなのか掘り下げて考え、「何のためにやるのか」という目的意識を常に持ち、効果的かつ効率的に行動して参ります。


 近年田川JCは、数多くの対外事業や東日本大震災復興支援活動を行い、メディアなどで取り上げられたおかげで、今までより知名度は上がり、地域からの期待値も上がっているように思います。しかし、今後の田川JCは、地域から必要とされ、揺るぎない信頼を得なければなりません。「田川JCだったら間違いない」と信頼され、「田川には田川JCが絶対必要だ」といわれるよう、本年一年の事業を通じて地域の方々に、真に必要とされる団体になることを目指して参ります。


 


公益法人制度改定


 「公益法人制度改正」に伴い2013年11月末日までに「一般社団法人」か「公益社団法人」への移行をしなければならないとなっており、田川JCにおいても例外なく移行しなければなりません。2008年8月の通常総会において「今後、田川JCは公益法人格を目指す方向で進めていくという意志決定」の決議をしました。その後様々な基準や取得条件について議論を進めていく上で、解決すべき課題が山積しており、一時は「一般社団法人」を取得する考えにも至りましたが、田川JCの設立目的や運動内容、存在意義を考えたとき、どちらに属するかは明白であり、地域に必要とされる団体となるためには必然的に「公益社団法人」を取得するべきであるとの考えに到りました。よって、田川JCは2012年9月22日までに公益社団法人格取得に向け準備を進めて参ります。


 


使命感を持って行動する


 本年度は3つの組織形態でLOM全体の運営を行います。LOM組織、創立50周年実行委員会、東日本大震災復興支援対策本部と3つの組織を同時に進行していくことになり、大変な労力が必要になると思いますが、効率的かつ効果的な運営で、メンバー全員が「使命感」を感じられるような、事業の立案と運営を心がけて参ります。また、ここ数年多くの入会者が入り、入会3年未満のメンバーが多数を占めている状況の中で、若手の育成も視野に入れた、メンバー構成を行っていきたいと考えております。


 LOM組織については4つの委員会構成で運動を行います。地域開発委員会は、まちづくり・青少年育成を主に活動致します。行政と住民の距離感を縮め、住民の特に若者の政治参画を推進するような運動を行います。ローカルマニフェストについても問題点や今後の課題について、考えていく時期に来ていると感じますので、ローカルマニフェストの在り方についても再考する事業を実施致します。「国家百年の計は教育にあり」と言われるように、青少年育成事業は、より良い国を創るための第一歩となります。地域の子どもたちの健全育成と共に、子を持つ親の世代も対象とした事業を実施致します。また、地域行政・地域教育関係と連携したまちづくり事業を実施致します。


 会員開発委員会は、会員拡大・会員研修・会員交流を主に活動致します。LOM存続のために最も重要である会員拡大については計画的且つ、行動的に拡大活動を行います。研修事業では、青年経済人としての資質向上が計れるようなLD研修事業の開催と、「知らないことは語れない」という観点から、自分の住み暮らす地域知識の向上と自国の歴史、および正しい歴史観の醸成を行える研修事業を実施致します。また、会員と会員の家族間の交流も計れるような交流事業を実施致します。


 情報開発委員会は、広報・渉外を主に活動致します。広報活動としましては、今までにないような広報誌の創刊を行います。ホームページについても充実させ、力強い情報発信を行い、広く我々のことを知って頂き、興味を持っていただけるような広報活動を行います。また、本年は全国会員大会が北九州の地にて開催されます、全国会員大会を最大の学びの場ととらえ、LOMを上げてコミット致します。


 組織開発委員会は、総務・法人格移行を主に活動致します。毎月一回開催される例会を、会員相互の交流と学びの場とするべく、充実した例会総会の運営を行います。また、法人格移行についても、目標期限内に移行できるよう定款の変更、各種手続等様々な準備を行います。


 そして、何よりも大切な本年度の至上課題として、創立50周年記念事業の全てを成功に導くことであります。創立以来運動を続けてきた諸先輩方と、地域の方々に感謝の気持ちを持って、全メンバーで取り組み、OBの諸先輩方とも喜びを分かち合えるような内容で開催したいと考えております。また、我々の郷土田川は山本作兵衛氏の遺した、炭鉱記録画と記録文書が昨年5月に日本ではじめて、ユネスコ「世界記憶遺産」に登録され、世界中から注目を受けています。この機会を活かし、関係諸団体と連携し「田川ブランドの発信」に我々も参画していくことを考えております。


 我々JCは、「まちづくり」を行う「ひと」を育てる団体であると考えます。計画している一年の事業を通じて、地域にとって大切な人材をつくっていけるよう「まちづくりはひとづくり」この気持ちを忘れず、全ての事業に全力で取り組んでまいります。


 


結びに


 創立50周年を迎える本年、メンバー全員でこの記念すべき年を最高な形で、活動してもらいたいという思いが、私の中では一番強く、一番大切なことだと思っております。「メンバー全員」ということは、ひとりも欠けて欲しくない、全員で参画してもらいたいということになります。「役割がないから」「指示を受けていないから」といって参加しないのは一番残念なことと思いますし、一番いって欲しくない言葉です。なぜならば「役割はある」からです。指示を待つのではなく、自ら積極的に行動し自分の役割をドンドン作り、メンバー全員で協力し、何事にも取り組んで参りましょう。


 メンバー全員がスローガンである「使命感」を持って行動することが、一年間の成功と、メンバー個々人の成長に繫がるものと確信しております。是非とも燃え上がる使命感を持ち、自ら行動して行きましょう。全ては自分からです。


 何事も事を成し得るには、誰かの行動が必要です。誰が行うのでしょうか、人が動くのを待つのでしょうか。世の中の大抵のことは自分が動かなくても進んでいきます。田川JCにおいてはどうでしょうか、恐らくそんなに変わらないと思います。45名いるメンバーの誰かが動いて、物事を作っているのではないでしょうか。しかし、2012年はその考えを変え、自らが行動していくという意識を持って頂きたいと考えております。人任せではなく自ら行動することが自己の成長と、組織の発展に必ず繫がります。是非とも自ら「使命感」を持って行動し、メンバー全員で創り上げる一年にして頂きたいと考えております。


 2012年は皆さんにとって人生の中で忘れられない一年となると確信しております。私も田川JC全てのメンバーと共に最高の一年を創り上げることができるよう、「使命感」を持ち自ら行動する所存であります。